目次
車庫証明の必要書類3点セット
下記の3点セットが提出時に必要な書類です。
(1)申請書
正式には、自動車保管場所証明申請書。
複写の仕様が多いです。
(2)承諾書 または 自認書
正式には、保管場所使用承諾証明書 または 保管場所使用権原疎明書面。
保管場所の土地の持ち主が他人なら承諾書、自分なら自認書を使います。
1枚ペラ。
(3)地図
正式には、所在図・配置図。
駐車場と自宅がわかる地図です。拡大図と縮小図の両方を書きます。
1枚ペラ。
詳しく解説していきます。
書き方はこちら↓
必要書類の解説
自動車保管場所証明申請書(いわゆる申請書)
普通自動車は4枚複写用紙、軽自動車は3枚複写用紙。書式は似てますが全く違う書類です。
コピー用紙4枚綴りで複写ではない申請書もあります。が、同じ項目を4枚記入するのが面倒なので複写を使うケースが多いです。
記入する内容は、普通車も軽自動車も同じ内容を記入します。
※普通自動車とは軽自動車以外を指します。
記入欄の解説
必須記入欄
必ず全ての項目を記入しないと受理されません。
車名
車種名ではなく、メーカー名を記入。間違えやすいポイントなので車検証どおりに記載しましょう。
型式
こちらも車検証の型式欄をみながら記入しましょう。
車台番号
上記と同じく車検証を見ながら。輸入車の場合はかなり長くなるので注意。
自動車の大きさ
車検証から転記しましょう。
自動車使用の本拠の位置
基本的には住んでいる(住民登録してある)住所となります。
単身赴任などの場合は、公共料金の領収書などあれば代用可能。
自動車の保管場所の位置
駐車場の正確な住所。
申請者
車検証の名義になる人の名前と住所。
念のためですが、代理申請した時の申請者ではありません。
その他記入欄
こちらは未記入のままでも申請時に確認しながら記入してOKな項目です。
また、管轄警察署の書式によって項目内容に若干違いがある場合もまります。
登録区分
新規:新たに車庫証明を取る場合。
変更:すでに取得した車庫証明の内容を変更する場合
移転:車庫証明を移転申請する場合
申請自動車の登録番号
ナンバープレート取得済みの場合は記入。
保管場所の所有者の区分
自己単独:自認書を提出する場合。
共有:自認書と承諾書を両方提出する場合。
その他:承諾書を提出する場合。
連絡先
申請後に車庫証明の内容について、警察から確認がある場合の連絡先。
書類の内訳
普通車の場合
4枚複写のうち2枚目までが自動車保管場所証明申請書で残りの2枚が保管場所標章交付申請書となります。
難しそうな書類の数々ですが、全く覚える必要はありません。とりあえず「申請書という書類が必要なんだ」と理解しておけば大丈夫です。
1枚づつ紹介していきます。
1枚め
別記様式第1号(第1条関係) 自動車保管場所証明申請書 運輸支局長提出用 正
2枚め
別記様式第1号(第1条関係) 自動車保管場所証明申請書 警察署長提出用 副
2200円の収入証紙はこちらへ貼ります。
3枚め
別記様式第3号(第3条関係) 保管場所標章交付申請書 申請者保管用 正
4枚め
別記様式第3号(第3条関係) 保管場所標章交付申請書 警察署長提出用 副
交付時に500円の収入証紙はこちらへ貼り、受領日、受領者指名を記入します。
軽自動車の場合
軽自動車は、自動車保険場所証明申請書を軽自動車検査協会(軽の陸運支局)へ提出しないので、1枚減った3枚複写となります。
こちらも全く覚える必要はありません。「申請書という書類が必要なんだ」くらいで大丈夫。
1枚め
別記様式第2号(第3条関係) 自動車保管場所届出書(新規・変更) 警察署長提出用
2枚め
別記様式第3号(第4条関係) 保管場所標章交付申請書 申請者保管用 正
3枚め
別記様式第3号(第4条関係) 保管場所標章交付申請書 警察署長提出用 副
交付時に500円の収入証紙はこちらへ貼り、受領日、受領者指名を記入します。
似てるけど1枚1枚違う書類
すべて似たような書式ですが、書類をよく見てみると、ちゃんと○○提出用と記載があります。
あたりまえですが、複写ですので1枚目から記入していかないと、2枚め3枚めと転写されませんので注意が必要です。
4枚をバラバラにした事がありますが、どれが1枚目だっけ?と本当にわからなくなりますので、初心者の方は4枚重なってる状態で記入しましょう。
複写の書類なので3枚めがズレていたりすると転写がうまくいかず、記入してあるのにキレイに上半分だけ文字が見切れてしまう事も。当然その場合は受理されませんでした。(実話です)
保管場所使用承諾証明書(いわゆる承諾書)
他人の土地を駐車場とするなら承諾書、自分の土地を駐車場とするなら自認書を使います。
普通車も軽自動車も同じ書類を使います。
駐車場の土地の持ち主に借りてることを証明してもらう書類です。
なので、土地所有者の署名が必要な書類となります。※当サイトで印刷可能
他人の土地(賃貸駐車場)で保管場所を申請する場合は、承諾書を使います。
身内の土地であっても、申請者名義の土地じゃなければ承諾書を使います。
例えば、下記のケースは全て承諾書で申請します。
申請者 | 保管場所の持ち主 |
---|---|
自分 | 親、兄弟、祖父母、親戚 |
自分 | 大家さん |
自分 | 地主 |
自分 | マンション管理会社 |
自分 | 不動産会社 |
自分 | 市区町村 |
など
月極駐車場や不動産屋へ承諾書を依頼する場合、これから解説する所在図・配置図も一緒にもらえるケースがあります。
また、契約駐車場であれば契約書でも正式書類として代用することが可能です。
※ローカルルールも多く存在するので、正しくは申請する警察署にて確認しましょう。
記入欄の解説
保管場所の位置
駐車場の住所を記入します
使用者
申請者の住所と氏名を記入します。車検証の名義になる方の名前となります。
使用期間
駐車場の借りてる契約期間を記入します。土地の持ち主が記入します。
ときどき未記入で渡される場合もありますので、確認して記入しましょう。
承諾者
土地の持ち主の名前を記入します。もちろん土地の持ち主が記入します。
印鑑不要になりました
2021.1.1~全国一斉に印鑑不要となりました。申請書もそうですが、この承諾書もハンコレスとなると、慣れないとちょっぴり不安(簡単に代筆できてしまうので※犯罪です)ですが、印鑑不要で大丈夫な書類です。間違えた時の訂正印は必要なの?と思いがちですが、こちらも不要で二重線での訂正となります。(もしくは取り直し)
保管場所使用権限疎明書面(いわゆる自認書)
承諾書と違い、自分の土地を保管場所として申請する場合は自認書を使います。署名が必要です。
※当サイトで印刷可能
記入欄の解説
自分の土地なので、住所・氏名を書き入れるだけです。
自分で車庫証明を取るなら
自認書で手続きできるなら、車庫証明の手続きはかなり楽ちんなので、ご自身でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?申請者(車検証の名義)も自分、土地の持ち主も自分であれば、車庫証明は比較的簡単です。承諾書の取り付けがある人は、不備があると最悪承諾書の再取り付けとなるので慣れないと面倒が増えます
所在図・配置図(いわゆる地図)
保管場所の地図。※当サイトで作成可能
すべて手書きでもOKですし、当サイトでプリントアウトしてもOK。
手書きの場合でも、プリントアウトの場合でも警察が判断して分かりにくい、駐車場までたどり着けないと判断した場合は受理されません。駐車場を見に行く人のための地図の役割があります。
記入欄の解説
所在図記載欄
向かって左側におおよその拡大地図を書き入れます。
配置図記載欄
右側の縮小地図には駐車場スペースの配置図を書き入れます。
本当に駐車場を見に来るの??
実際に見に来ます^^ ただし署の方針で、警察官が見に来たり、委託先の組合員が見に来たりするので、制服を着た警察官が来るとは限りません。
見に来た後に「確認しました」のメッセージをポストインしていく場合もありますし勝手に見ていくだけのケースもあります。これも署の方針と思われます。
見に来た時に、サイズが足りなかったり、ガレージのシャッターが締まりっぱなしだったり、他のクルマが駐車してあった場合などはもちろん交付されませんので注意が必要です。
記入のために必要な書類
すべて必須というわけではありませんが、あったほうがスムーズに書類が完成します。
車検証
車検証の内容を記入するために必要です。車検切れの自動車なら登録事項等証明書など(いわゆる廃車証)で必要な内容が確認できます。
ネットにも車両情報があるので参照しても良いのですが、グレードの違いやエアロパーツ装着によりサイズが若干違う場合もあるので注意が必要です。
車検証見ながら転記するの方法が間違いないです。
住民票もしくは印鑑証明
申請住所を正確に記入するために必要です。
免許証などで正確な住所がわかれば不要ですが、自動車を取得した場合には車検証作成のために住民票か印鑑証明は必要になります。
自宅の敷地が広かったり、入り組んだん土地だっったりすると、保管場所住所だけ枝番が違っている場合もあるので注意が必要です。
印鑑
認印でOK。シャチハタはダメです。実印じゃなくてもOKです。
(2021.1.1 全国一斉で不要になりました)
必要書類の入手方法
すべての入手先で無料で分けてもらえます。
管轄の警察署
交通課の窓口で分けてもらえます。
クルマ屋さん
購入時か取引のあるクルマ屋さんなら、快く分けてもらえます。
ちなみにクルマ屋さんとしては飛び込み客でも書類をあげなくはないです。が、モラルを疑われますので、いい大人なら取引のあるクルマやさんで貰いましょう。
行政書士さん
行政書士さんの事務所へ書類だけ貰いに行く胆力はないですが、言えば分けてもらえると思います。
ただ「わざわざ来店するなら代行依頼しろや」と思われること請け合いです。
不動産屋さん
承諾書でお世話になる場合、お願いしてみても良いかもしません。ただ常備はしてないかな?と思います。
など
未記入の用紙ダウンロードはこちら
車庫証明の書き方記入例(みほん)はこちら
申請から受取までの流れ
書類が準備できたら申請してみましょう。
(1)警察へ申請
管轄の警察署へ申請しましょう。交番や隣の市ではダメです。
(2)収入証紙を購入し提出
警察の交通課に車庫証明の申請窓口があります。
収入証紙を購入し提出。
書類チェックをしてもらい、に不備がなければ引換券をもらって提出は完了。
(3)数日後、受取
交付予定日以降に引換券を持って申請した警察へ。
受取用の収入証紙を購入し窓口へ。
問題なければ、車庫証明書とステッカーを受取り完了。
申請方法、詳しくは↓